2期 1999.10〜[通常生活は営めるものの後ろ足から徐々に衰える] P.4

 

10月10日(日)晴れ〜11日(月)晴れ

群馬県の友人の別荘に遊びに行く。もちろんエディも一緒に。

今年の夏の「突然立てなくなる」一件があって、車での長距離は控えていた。道中の心配はもちろんある。キャンピングカーの後部座席、エディのスペースには振動をやわらげるためクッションを敷くなど準備万端にしていよいよ出発。

道中のS.Aで休憩させようと車から降ろした時のこと、また後ろ足がへたって立てなくなってしまったのだ!

やっぱり無理だったか!?強い後悔の思いが沸き起こり、私はもはや「はんべそ状態」で引き返すべきだと言った。

泰行も心配はしつつも、ここまで来たら引き返すにしても道中の状態は同じことだと言う。とにかく横にさせ、首筋に冷えたタオルをあてるなどかれこれ3時間ほど休んだろうか。

ようやくエディも落ち着き、やんわりと立っておちっこするなど出来るまでに回復した。それでもS.Aごとに休憩を取り、そうして休み休みしながら、群馬まで高速道路でゆうに11時間もかけてようやく到着。

エディは車中で一夜を明かす。夜ともなると気温がかなり下がり、たびたび様子を見に行くとすやすやと落着いて眠りについていた。

富山への帰途も心配していたほどのこともなく、行きと同様に休み休みしながら長時間かけて帰る。

帰宅後もエディは食欲もあり夜のえさも全部残さず食べてくれた。それほどひどい疲労もない様子。

その時、ふと大事なものを忘れてきたことに気付く。それは「リール」。

最初忘れたことに気付いた時点では、明日また新しいのを買ってくればいいや、くらいに思っていた。が、実はそうではないんだ。あのリールはわたしたちとエディをつないでいた一本の命綱と言っても過言じゃない。

晴れの日も雨の日もいままで一緒に行った日本各地のいろんな場所で、また毎日の散歩でも、わたしたちをひとつにしてくれたあのリール。あの一本のリールにはいままでの自分達の歴史が込められている。

そう思い直すと取りに戻らねばならないと思い立つ。しかしながら、はてさてどこで忘れてきたのだろう?よくよく記憶を辿ると、どうやら白馬の川原で休憩がてら散歩したあの時・・・・?

夜11時もまわっていたが、幸いエディはぐっすりと落着いて眠っている。

今来た道を逆に取りに向かう。その川原へ辿り着くと、そこにポツン…とリールはひっそりと横たわっていた。店に行けばいくらもしない新しいリールがすぐに手に入っただろう、でもそういうことではないんだよね。

そうして帰宅したのは午前3時をとっくにまわっていた。

10月16日(土)冷え込む 寒い

群馬県まで行った日から5日過ぎた。

大変な道中だったが帰宅後から今日まで心配していた下痢も疲労もなく食欲も正常で、元気もある。

とにかく何を置いてもエディの体調がいいことだけで安心する。

 

10月25日(日)晴れ

明け方から落着かず立ってウロウロしていたようだ。

ここのことろこのような行動のあとにはたいてい食欲がなかったり、体調が不調になる。体の調子がいい時というのは、行動が明確なものだ。

気候や温度のせいもあろう、しかし今は老齢のせいということになろうか…

 

10月26日(火)晴れ

午後4時頃しっぽをあげた姿勢のままウロウロしだす。ウンチ!?と急いで戸外へ連れ出すと案の定下痢ウンチ。

よくよく見るとウンチにいっぱい毛が混じっている。最近ブラッシングを怠っていたからフケのついた毛が何本も束になってゴソっと抜け落ちる時がある。そういった不衛生な毛を舐めて毛繕っているうちに体内に取り込まれてしまうんだろう?

もしやそれが下痢の原因の一つでもあるとしたら?

とにかくブラッシングに留まらずシャンプーして汚い毛を取り除かねば。

10月28日(木)曇りのち晴れ

ついにシャンプーを。

エディは若い頃からでもワンシーズンごとくらいしかシャンプーをしてやってないからシャンプー嫌いなのだ。(でも犬に限らず動物はそのくらいの回数でいいと聞く。人間と同扱いで最低週1くらいにやってる飼い主も多いけれど…)

さて、最近「合成モノ」を敬遠しつつあるわたしとしては、エディにも天然のせっけんを泡立てて洗い、仕上げは「クエン酸」リンスでばっちり!

今日はそのあと、ホームセンターで敷きマットを購入し、すのこの下に敷いてやる。

これで今年の冬の寒さ対策に備えよう!

 

 

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