4期 2001.5〜[後ろ足ついに不能に。自力での食事・排せつが出来ず] P.14

 

5月6日(日)晴れ

泰行が突然言い出した。いくら老齢になって筋肉が落ちてきたからといって、あまりに急激に痩せ過ぎてないか?と。

言われて急いで体重を計ると23Lにまで減少している。老齢になってからの肥満には要注意と言われてきたので、確かに食事量はかなり減らしてきていた。だからといってあまりにも量を減らし過ぎたのでは、筋肉の衰えに拍車をかけるばかりでかえって危険だとも!

今一度、食事内容・分量ともどもきっちりと見直すことに。

若犬の元気だったころの平均的体重は30Lほどだったことを考えると、やはり少なすぎる・・・・

まずはなにはともあれ、食事量を増やす。とはいっても急激に増やすと大変だ。ただでさえ消化気管だって衰えてきているところへ急激に負担をかけてはいけない。すこしずつお腹の調子を見ながら徐々に増やしていこうね。

5月9日(水)くもり

お腹の調子を見ながら食事量を徐々に増やしている。

しばらく調子よく食べる日が続いていたが、今日などは途中から顔をそむけてしまって嫌がる。やっぱり少量に慣れてしまってそんなに入らないよね?

いずれにしろ、エディが欲しいと思う分だけ与えるのが一番いいのだろう

5月14日(月)晴れ

今年になって初のクーラー。

私達にとってはまだわずかに汗ばむ程度のいい陽気なのだがエディにとってはすでに負担になる暑さだろう。心臓への負担軽減のためにはとにかく暑さ対策だけは早めにしておくことに越したことはない。

今日はまた新しいマットを購入。とはいっても老齢になってからおちっこやらウンチやらのそそうで何枚買い替えたことか・・・・

とにかく足がへたって倒れた時に、骨と皮だけになった尾てい骨を床に打ち付けないようマットをずれないように工夫しなければ。

 

5月19日(土)晴れ

今朝も起きがけにおちっこを漏らし、夜は夜でおちっこを外でさせようとなんとか戸外へ連れ出そうにも、後ろ足での支えがきかず腰からへたりこんでしまう。

もはや後ろ足の機能は果たせないほどにまで衰えている。家の前の歩道にへたりこんだエディは目もうつろに焦点もぼんやりしているように見える。

思わず抱きしめ頬ずりをする。どうにも立ち上がれず、そのあと抱きかかえて家に入れた。

 

5月27日(日)くもり

今日は朝から、起きてる間じゅう「キューンキューン」とせつなく鳴いて私たちを呼んでいる。

たいていはおちっこを漏らしてしまっている時が多い。しかし、そのように原因が確かな時はまだいい。ちゃんと拭いてきれいにして、それ相応の処置をしてやればいいのだから。

だが、そうでない時が多いのだ。おちっこ?ウンチ?お腹すいた?さすってほしいのかい?思い当たるあらゆる行為を示してもそのいずれでもない時、ただひたすらせつなく「きゅんきゅん」鳴くんだ。

どうしてやればいい?

ただ撫でてさすって言葉をかけて・・・・そのうちに疲れはて眠りについてくれればまだいいほうで、何時間も何時間もぐずってぐずってどうにもやまない時がある。せつないばかりだ・・・・・

人間の赤ちゃんがぐずった時とおんなじ。

ごはん?水?おちっこ?うんち?まずはこれらを確認

それで済まないときは、立ちたいの?歩きたいの?外へ出たいの?

それも違う時、撫でてほしい?さすってほしい?そばにしてほしい?

それでもやまない時・・・・きっときっと

ただただエディは辛いのだろう、辛くて辛くてたまらないのだろう

体が思うようにならないよ、動けないよ、どうして!?どうして!?

そう訴えているのだろう、おそらくそうであろう

悲しくてもどかしくてどうにかしてと、

訴えているのであろう・・・

 

 

 

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