3期 2000.5〜[日常生活リズムの変化、歩行困難へ] P.13

 

3月14日(水)晴れ

肛門腫瘍のデキモノ、また大きく膨らんできて、膿の臭いも強くなってきた。

再度ひもで縛る。このまえのようにちゃんと腐ってうまく取れますように・・・

 

3月29日(木)雨 冬に逆戻り?冷え込み強し

デキモノ縛ってから15日目。今回も無事に取れました。よかったよかった!ほっとした。

 

4月13日(金)晴れ

夜ふとエディと添い寝がしたくなった。段ボール箱に入って眠るエディの横へむりやり入っていった。

よく幼児が箱の中に入りたがるのは母親の子宮の中にいた頃の記憶を懐かしがるからだとか聞いた事があるが、なるほど、狭い「囲われた」箱の中というのは、何故だか妙に落着くものだ。

エディの体に寄り添うと、寝息が耳もとから聞こえ、それが私に安心感を与えてくれる。この一瞬がなぜだかかけがえもない一瞬に思える。

4月16日(月)晴れ

足腰は衰え、生活リズムも崩れ、すっかり老犬になっても目の輝きが私達に勇気をあたえてくれていたはず。

なのに最近ときおり、エディの目が「うつろに宙を漂って」いるかのように見える。そんな表情を見ていると涙がこみあげてくる。

時折、精彩を失ったうつろな目をして呆然としている・・・・

そんなエディを見ると、思わず涙がこみあげてくる

 

5月2日(水)くもり 晴れ

横に寝かせたままだけど、ブラッシングをする。そろそろ暑くなってくる時期だからね。冬毛を取り除いてやっておかねばね。

夜、しばし2人で外出し帰ったことろ、エディが段ボール箱の入口の幅いっぱいに横になってぎっちりに身動きできない状態になって苦しがっている!!!

顔は上をむき、苦しそうに喘いでいるではないか!!「エディーーーーーーーッッッ!!!」

無我夢中で叫んですっとんで駆けた。私の叫び声を聞き付け泰行もすっ飛んできてすぐにエディの体を裏に返して箱から出した。

一体どうしてこんなことに!?私はあわてふためきすでにパニックに。

その後しばらく休ませておいたらごはんもきっちりと食べ、落着きを取り戻し、平常どおりに戻って何ごともなかったかのような時間をまた迎えることができた。

しかし、あの姿を見た瞬間はもう息さえしていないのかと、もうダメかもと・・・とさえ思った。ほんとにそのように見えたんだ。

ダンボ−ル箱の入り口の幅めいっぱいにギチギチにはまって身動きできず

顔は上向きに、はぁはぁぜぃぜぃ、と息も荒い

何度も自力で起き上がろうとしたのであろうか・・・辛かったろう・・・!!

 

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