2期 1999.10〜[通常生活は営めるものの後ろ足から徐々に衰える] P.7

 

2月28日(月)雪

明け方までずいぶん「落着かない犬」になっていた様子で、起きてみると部屋中はもうバタバタになって荒れ放題。

14日に細岡先生から「スキンシップ」の重要性を言われて、それなりに努めてきたつもりだがエディの様子は一向に変わらないどころか、ますますその症状が強くなってきてるようだ。

そのたびになんとか落着かせようとなだめ、撫で、さすり、えさが欲しいのか?ウンチがしたいのか?その時々に考え、そうさせてはみても同じ事の繰り返し。

バタバタになった部屋を片付けては、また同じようにちらかされ、の繰り返し。面倒に思う反面、その実、そうではない。その逆の気持が起こってくるのが分る。

そう、より一層「愛おしさ」が募る。エディにとってはわからないだけなんだよね、なぜ自分がこうなってしまうのか?ただ、自分の体が今迄のようにならなくなっている不可思議さを理解できないだけ、戸惑っているだけ・・・!

だからこそそれがたまらなく愛おしいよ・・・

がしっ!とだっこ

 

3月7日(火)雨

最近は歩行も「並み足」で足どりも軽く歩けていたのだが、今朝の散歩時に、突然前足がガクン!と折れ込んだようになってとても驚いてしまう。

ここひと月ほど右前足を浮かせたような格好をよくしていたので、気にはなっていたのだが、その足が今日突然そうなった。その後もまたなるのでは・・・と恐る恐るゆっくりゆっくり歩いた。

家に辿り着くまではもう生きた心地もしなかった。

突然ガクン!!どうにか帰宅はできたものの…

 

3月17日(金)くもり〜晴れ

また「落着かない犬」になって部屋中バタバタ。ハァハァと苦しそうに息は荒い。

ただでさえ衰えてきている足腰でウロウロ這い回るものだから、もう立つことさえやっと、という感じになるのだ。

今日なども、その挙げ句、ベターーーン!と「カエル倒れ」の格好になって倒れ込んでしまった。

しかし、もう体力そのものは衰えていることもあり、這い回った後はぐったりと寝付くのだ。がしかし、寝付いた様子を確かめてからその場を離れようとしたら途端にまたすぐ目覚めて起き上がろうとする。

・・・この繰り返しの日々・・・

 

3月22日(水)晴れ

夜の散歩時のこと、近所のコンビニ付近で交通事故発生!?泰行とエディは「やじうま」になって駆け付けたんだって!

ふふ・・あんたたち「やじオヤジ」&「やじ犬」か?

じーーーーーっっ! やじオヤジ&やじ犬

4月8日(土)晴れ

あたたかい一日となる。夕方家の駐車場で久々のブラッシング。

しかし今日は乾燥しているのか静電気がひどい!ちょっと毛にブラシをひっかけただけで、ビリビリビリ〜〜〜〜〜ッッ!たまらん!今日はパスじゃ!

静電気起こるの図 こりゃたまらん!

 

4月13日(木)晴れ

神通川のほとりの桜を見に出かける。毎年一緒に来ていたところ。

桜の花びらが舞うなかを歩くエディの姿が大好き。来年も一緒に来られますように・・

 

4月22日(土)くもり

昼間また「落着かない犬」になりハァハァと苦しがる。

春の陽気で最近はこのエディの部屋であるサンルームも気温が上昇しやすい状態だから、よけいに苦しそうなのか?

天井にすだれをかけて日ざしをしのぐ。

今日ふとだいぶ以前にある人から言われた一言を思い出した。

奈良県に住む有名な占い師という人に占ってもだった時「手に力を持っている」「子供の足を丈夫にする力を持っている」などと言われたことがあった。当初はどういう意味か理解できずにいた。

しかし、今にして思えば、子供のいない私にとってはエディはまさに我が子同然の存在、とすれば、今こうしてエディの足腰が日々弱ってきているまさに「この時」を指しているのではないか!?そう、きっとそう!

そう思うとますます愛おしさが込み上げてきた。一生懸命撫でさすった。

私の手に「力」があるなら「子供の足を丈夫にする力」があるのなら、この手でエディを少しでも長く歩かせることが出来ますように・・・・・と。

 

 

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