1期 1999.7〜[突然後足が立たなくなる] P.1

 

7月8日(木)晴れ

馬場島でタ−プを張ってくつろぐ。いつもどおりずっと元気に動き回っていたのに、帰りの車中で突然 「おすわり」の体勢に!ハァハァゼィゼィといつになく苦しそう!一旦車を止めて様子を見ると、なんと後ろ足が全く立たなくなっている!帰宅後すぐに高島獣医へ急ぐ。

診断内容:レントゲン撮影の結果、腰の骨の老化による異常と見られる。2週間レーザー治療、注射、薬などで改善が見られない場合は治る見込みはないかも。最悪の場合、後ろ足不随、または大手術を要する可能性もあり。

大変なショックと大きな悲しみに包まれて帰宅。泣きながらエディの体をさすり、さすっては泣いていた。

泰行はエディのお尻の上部あたりをさすっていたのだが、その時エディが突然、横に寝た姿勢のままで大量のウンチをする。寝ながらのウンチなんてめったにないので驚いて後始末などしていると、エディがゆっくりと立ち上がり部屋内をゆるゆるとひとめぐりするではないか!!

歩ける!!歩けるじゃないか!!驚きとそして嬉しさがこみあげる!

 

7月9日(金)晴れ

朝、私の軽四に乗せ、いつもの川原まで連れてみた。ゆっくりゆっくりとだが自力で歩けている。朝のウンチはなし。食欲は通常通り、だがまだいつもの元気はない。

通院2日目:レーザー治療、注射2本、

ゆうべのウンチのことを話すと医者は直腸の位置を確認し、特に異常がないと言う。

今日から錠剤服用。病院の体重計では36.5Lまで増加していた。老齢になってからの肥満はいろんな病気を引き起こす原因となるので注意するよう聞いていた。また筋力が落ちて自分の体重を支えきれなくなることもあると聞く…気をつけないと…

 

7月10日(土)晴れ

食欲はいつもどおりにあるのでそれだけでも安心。

散歩の際、家のまわりをゆっくりゆっくり歩く。おちっこの時には後ろ足を上げたいようだがどうやら足に力が入らないようで下ろして用を足す。まだまだ後ろ足を引きずる回数も多く油断ならない。

 

7月11日(日)晴れ 夕方より雨…涼しい一日

泰行が薬をやめようと言う。徐々にではあるが自力で歩けるようになってきているのだから自然治癒力にまかせてみてはどうかと。気のせいかな?そのとおり薬をやめたら今日は少し元気が回復してきたような気がする。

7月13日(火)曇り・雨

泰行の判断で今日の診察はやめることにした。

確かに注射や薬のあとは逆に元気がなくなるように感じられるし実際、昨日薬をやめたら元気が回復したように思える。レーザー治療というものが実際のところ、どのくらい効果を発揮するものなのかもわからないし?

そして、今回の一件が「老化」が原因の症状だというのなら、無理な刺激を与えて体に負担をかけるよりは、自然にまかせて「老いと共に生きてゆく」ほうがいいのではないか…?などなどいろんな考えが頭を巡るが、どうすることがエディにとっての最善策なのだろう…?

 

7月15日(木)曇り

立てなくなった日から一週間がたったんだ。

悩んだ結果、泰行の言葉を信じて病院通いをやめた。だけど食欲もウンチも平常通りに戻った。スピードは遅くてもゆっくりと確実に自力でなんとか歩けるまで戻ったし。今日はまたひときわ元気も戻って外を行く人の声に反応しワンワン吠えまくってもいる!

それにしても…ほんとにほんとによかった…一生このまま歩けなくなる覚悟もしていただけに…ほんとにほんとに神様に感謝したい。

 

 

 

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